1998年のOpening。いろんなものが明けた年でした。その朝は雪で入口の一枚ガラスが曇ってしまい（英・仏・日語の）長野冬季オリンピックのポスターの雪舟の墨絵の世界へ。丁度NBSのインタビューに長野はまさにこの時期「雪の舟」だから、世界の方達に乗りにきて欲しい。そして今朝ここ銀座もすっかり雪景色になりました。と絶好のタイミングでこの場所での展示企画を下さったGGGに深い感謝でした。30年分の広告の一連を展示出来たことは大きなエポックでしたし大日本印刷の北島義俊さんやXeroxの小林陽太郎さんが長い空白を一瞬にちぢめてあの頃の笑顔であの頃の広告を眺めて下さったのも喜びでした。この男の人生は8という数字に結構支配されていて嬉しい1998年の始まりでした。 鈴木八朗