展覧会情報

第153回 日本のタイポグラフィック1946-95展

1999年02月04日(木)~02月27日(土)

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タイポグラフィ、つまり文字表現そのものが、その時代の文化であるということができる。私たちデザイナーは、戦後、世界の先進国のアルファベットによるグラフィックや、タイポグラフィのシステマティックな造形美に接して、わが国の文字体系の複雑な混合体を嘆かわしく思い、大きなハンディを感じてきた。しかし、こうした書体のバラエティをもった日本のタイポグラフィックデザインは、世界の中でも異質なだけに独特な発展をとげてきたといえる。50~60年代のタイポグラフィをテーマに「モダンタイポグラフィの流れ-1、2」という展覧会が1996年、GGGで開催されたが、今回の日本文字はその第2弾ということになる。 田中一光