展覧会情報

第184回 Graphic Wave2001 澁谷克彦,永井一史,ひびのこづえ

2001年09月04日(火)~09月27日(木)

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服をテーマにすることは2回目の打ち合わせで簡単に決まった。早く決まったテーマとはうらはらに作品があがったのはオープニングぎりぎりなってしまった(それが展覧会の常かもしれない)。ひびのさんはドローイングと、それをテキスタイルにし完成された服を同時に展示することにより、服の新しい見せ方を提示した。澁谷氏は様々なジャンルで世界を席捲しているグローバルブランドを隠し味に独自のタイポグラフィーの世界を構築した。僕自身は、服の持つ意味の変質性をテーマに、乗り物を人格化するビジュアルを展開した。そもそもの展覧会の意図であったが、コスチュームデザイン、グラフィックデザイン、広告という作者のバックボーンや立ち位置によって、これだけ多様な表現があるというのがあらためての感想だった。 永井一史