展覧会情報
第189回 宇野亜喜良展
2002年02月05日(火)~02月28日(木)
gggのスタッフと話し合いを続けるうち、1階のフロアは、ぼくの日常の過半数を占めるイラストレーションの仕事を、エプソンのリプリント技術(ピエゾグラフ)で、でき得る限りの拡大出力をやってみようということになり、地階では、その対極であるポストカードサイズのオリジナルを展示するという方式に決定した。新宿エプソンにおける作業はとてもエキサイティングだった。なにしろ眼前に出力されてくる部分サンプルで、さらに画調を修正してゆける。週刊誌に描いた時代小説の挿絵は、中間から暗部へのトーンを極端につぶし、明るい部分だけのマチエールを際立たせるという方法でやっていただいた。B5の原画がB倍で、しかもあるデザイン効果をともなって出力されたときは、まさに感動だった。 宇野亜喜良





