展覧会情報

ギンザ・グラフィック・ギャラリー第416回企画展 田中義久 ARCHIVE / ACHIEVE

2026年09月04日(金)~10月21日(水)

Design:Yoshihisa Tanaka
Design:Yoshihisa Tanaka
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グラフィックデザインは、社会のなかで使われ、流通し、時に役目を終えながらも、その時代の視覚文化や技術、思想をとどめる重要な資料となります。ポスター、書籍、カタログ、サイン、VI、印刷物、制作過程の記録など、それらは単なる成果物ではなく、社会とデザインの関係を読み解くための手がかりであり、未来へ受け渡されるべき文化的な記憶でもあります。
 
ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)は、1986年の開設以来、展覧会や出版、レクチャーを通して、国内外のグラフィックデザインの現在と歴史を紹介してきました。また、ギャラリーを主宰するDNP文化振興財団の活動は、グラフィックデザインを展示するだけでなく、記録し、保存し、次世代へつなぐための重要な基盤を築くことも使命としています。
 
本展では、田中義久がこれまで手がけてきた仕事を振り返りながら、クライアントとの継続的な協働を通して取り組んできた視覚言語のあり方を紹介するとともに、一過性にとどまらないデザインの形式そのものに目を向けます。会場では、DNP文化振興財団の所蔵するコレクションをはじめ、企業や大学機関に保存されたデザイン資料を手がかりに、デザインの過程や印刷物がどのように保存され、分類され、展示されていくのかを検証します。その一環として、田中義久が継続して研究してきた和紙を用いた保存容器や展示什器、資料を包むための構造を新たに制作します。アーカイブを支える箱、紙、台紙、分類、展示台といった、通常は表に現れにくい要素を、グラフィックデザインの実践として捉え直します。
 
アーカイブとは、過去を閉じ込めるための場所ではなく、未来に向けて開かれるための仕組みでもあります。本展は、グラフィックデザインの成果を展示するだけでなく、それらを残し、受け渡していく行為が、次の時代にどのような文化的価値をもたらすのかを考える試みです。

会場

ギンザ・グラフィック・ギャラリー (ggg)
〒104-0061 東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル 1F/ B1F
tel. 03.3571.5206

2026年9月4日(金)- 10月21日(水)
開館時間:11:00am-7:00pm 
日曜・祝日休館 
入場無料

協力

アワガミファクトリー
株式会社イッセイミヤケ
株式会社写研
株式会社竹尾
株式会社モリサワ
京都市立芸術大学芸術資源研究センター
慶應義塾大学アート・センター
武蔵野美術大学 美術館・図書館
田中栄子(LbH)
鳥海修
PGI
POST

オープニングパーティ

2026年9月4日(金)5:30ー7:00pm DNP銀座ビル2F

同時刊行

『ggg Books147 田中義久』
公益財団法人DNP文化振興財団
2026年9月4日発行予定

田中義久

1980年生まれ。武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒業、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。主宰するcentre Inc.では、行政・教育・企業機関などと協働し、視覚言語の拡張を起点に今日のデザイン領域をリサーチし、その成果を社会実装している。
 主な仕事に「東京都写真美術館」、「第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 日本館」、「国際美術展 TOKYO ATLAS」、「国際芸術祭あいち2022」、「POST」、「TOKYO ART BOOK FAIR」のVI計画や、「Takeo Paper Show 2018」、「ISSEY MIYAKE」のアートディレクションなどがある。
 またアーティストデュオ「Nerhol」としても活動し、主な個展に「Nerhol 水平線を捲る」千葉市美術館、「種蒔きと烏 Misreading Righteousness」埼玉県立近代美術館、「Beyond the Way」レオノーラ・キャリントン美術館(メキシコ)、「Index」Foam Photography Museum(オランダ)、「Promenade」金沢21世紀美術館などがある。令和6年度(第75回)芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。

お問い合わせ

ギンザ・グラフィック・ギャラリー森 * 高木
TEL.03-3571-5206