展覧会情報

第305回 杉浦康平・マンダラ発光

2011年12月01日(木)~12月24日(土)

Design: Kohei Sugiura + Atsushi Sato + Inka Shimbo
Design: Kohei Sugiura + Atsushi Sato + Inka Shimbo
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ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)の12月は、「杉浦康平・マンダラ発光」を開催いたします。
西洋のデザイン手法を東洋の美意識で組み替えた独自の手法で、他のデザイナーとは位相を異にする、斬新で革新的な作品を世に送りつづけてきたグラフィックデザイナー・杉浦康平氏。その多彩な活動の中でも、とりわけ杉浦氏とスタッフが尋常ならざる情熱を傾けたブックデザインは、「本」というメディアを開かれた実験場ととらえ、文字、紙、インク、印刷、そして造本の可能性に思想性を加味した緻密で独創的なデザインに変えて、日本のみならず、世界に影響をあたえてきました。
今回の展覧会に展示されるのは、杉浦氏が手がけた膨大なブックデザインの作品群の中でも、格別の光彩を放ち、その系譜の頂点に位置する「マンダラ」を主題にした豪華限定本。『伝真言院両界曼荼羅』、『天上のヴィーナス・地上のヴィーナス』、『西蔵<曼荼羅>集成』の3冊のみ。この3冊を主役にすえ、パネル展示と杉浦氏が制作した映像作品を加えています。「日本の密教+イタリア(ルネッサンス)+チベットのマンダラの融和」という杉浦氏独自の発想をもとに開催された「クリエイティブ・ワールドライブ2007」(2007年6月18日―20日、東京国際フォーラム)での「杉浦康平のマンダラ造本宇宙展 マンダラ発光」を再構成し、ご紹介いたします。
幾多の独創的手法に基づく多元的なデザイン宇宙を切り開いてきた杉浦康平氏ならではの、煌めく壮大なマンダラ造本宇宙。ぜひ、五感を開いて感じとってください。

会場

ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
〒104-0061東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル
11:00am-7:00pm(土曜日は6:00pmまで)日曜・祝日休館 入場無料

ギャラリートーク

日時:2011年12月16日(金)5:00-6:30pm
出演:杉浦康平
会場:DNP銀座ビル
要予約 定員70名
*上記のギャラリートークは定員に達しましたので、受付を終了させていただきます。たくさんのお申し込み、ありがとうございました。

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当日、来場できない方々のために、今回のギャラリートークをユーストリーム(Ustream)でライブ中継いたします。是非、ご覧ください。

番組名:杉浦康平・マンダラ発光
URL: 
http://www.ustream.tv/channel/luminous-mandala-book-designs-of-kohei-sugiura

※配信中、映像や音声が途切れたりする可能性がございます。あらかじめご了承くださいますよう、お願い致します。

杉浦康平 [すぎうら・こうへい]

1932年、東京生まれ。グラフィックデザイナー。神戸芸術工科大学名誉教授。1955年、東京藝術大学建築学科卒業。1964~67年、ドイツのウルム造形大学客員教授。1989~2002年、神戸芸術工科大学教授。2010年4月より神戸芸術工科大学アジアンデザイン研究所所長。

関連情報

「杉浦康平・脈動する本 ―― デザインの手法と哲学」
Vibrant Books ―― Methods and Philosophy of Kohei Sugiura’s Design

ゆらぎ、うつろうブックデザイン。声を放つ文字たち。めくるめくエディトリアルの展開…。
杉浦康平氏の初期作から近年にいたるまでの代表的なブックデザインを中心に約1000点を展示・構成。杉浦作品群の「脈動する多元的デザイン宇宙」の全容を俯瞰します。有能なスタッフの協力を得て創造し続けた、杉浦氏の半世紀にわたる活動を一望し、独創力あふれる着想と多彩な手法の核心に迫ります。

会 期 : 2011年10月21日(金)― 12月17日(土) 入館無料
休 館 日 : 日曜・祝日
開館時間: 10:00am-6:00pm(土曜日は5:00pmまで)
会 場 : 武蔵野美術大学 美術館・図書館
〒187-8505 東京都小平市小川町1-736  
http://mauml.musabi.ac.jp/

お問い合わせ

ギンザ・グラフィック・ギャラリー 担当:高木  tel. 03.3571.5206