展覧会情報
第117回 モダン・タイポグラフィーの流れ展-2
1996年02月06日(火)~02月27日(火)
1950年代から1960年代にかけて、繁栄するアメリカ社会を背景に、アメリカン・タイポグラフィは全盛期を迎えた。豊かな消費経済に支えられて、広告活動は活発になり、多くのヴィジュアルマガジンも創刊された。「プレイボーイ」を筆頭に「マッコール」「ハーパース・バザー」「ショウ」「エロス」など多彩である。これらに新しい風を吹き込んだのがタイポグラフィだった。優れたアートディレクターの下でアメリカンタイポグラフィは、ある時はイラストに、ある時はイメージの代わりとなり、自由に羽ばたいた。日本のデザイン界に衝撃的な影響を与えた多様な展開は、年月をこえていまなお新しく、刺激的だ。