展覧会情報

第1回 グラフィック・ビジョン:ケネス・タイラーとアメリカ現代版画の30年

1995年04月22日(土)~07月30日(日)

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本展は、CCGAの開館記念特別展として開催されました。CCGAが開館した1995年は、ケネス・タイラーが自身の初の工房ジェミナイLtd.をロサンゼルスに設立してから、ちょうど30年目にあたります。本展はタイラーの30年間にわたる業績を讃え、当センター所蔵のタイラーグラフィックス・アーカイヴコレクションに含まれるフランク・ステラ「白鯨シリーズ」(1991~93)、ヘレン・フランケンサーラー「扉口(スクリーン)」(1989)などに加え、タイラーのジェミナイ時代の代表作であるロバート・ラーウシェンバーグ「ブースター」(1967)、ジャスパー・ジョーンズ「黒の数字シリーズ」(1968)など、従来の版画の概念を革新する独創的な作品50余点を2期に分けて展示し、版画メディアを通した現代美術の過去30年間の歴史と、21世紀のグラフィックアートの可能性を展望しました。

CCGA開館記念シンポジウム「21世紀のグラフィック・ビジョン」

第1部【基調講演】
講師:フランク・ステラ(アーティスト)

第2部【シンポジウム】
パネリスト:ケネス・タイラー、ジュディス・ゴールドマン(美術評論家)、建畠晢(美術評論家)、内藤正人(出光美術館学芸員)、南嶌宏(美術評論家)

1995年4月18日
主催:慶應義塾大学アートセンター、CCGA
後援:アメリカ大使館
会場:慶應義塾大学北新館ホール