展覧会情報

第2回 ロイ・リキテンスタイン:エンタブラチュア→ヌード

1995年08月10日(木)~10月22日(日)

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ロイ・リキテンスタインは、漫画など身近な印刷物から直接引用したイメージを拡大・再構成した一連の絵画作品によって、1960年代初頭にポップアートの旗手として現代美術の桧舞台に登場しました。以来、アメリカ現代美術を代表する画家であり続けましたが、一貫して版画制作にも情熱を燃やし、多くの作品を制作してきました。その中でも、1969年に始まるケネス・タイラーとの共同制作は、現代版画を語るうえで忘れてはならない数々の名作を生み出しました。
本展は、CCGA所蔵のタイラーグラフィックス・アーカイブコレクションから、当時の最新作「ヌード」シリーズ(1994)を中心に、金属ホイルを用いた「エンタブラチュア」シリーズ(1976)、抽象表現主義絵画の筆触を主題にした立体マルチプル作品「筆触」シリーズ(1986)、金属ホイルやプラスチックフィルムに加えて木版なども用いたミクスト・メディア作品「反射」シリーズ(1990)など、計41点を2期に分けて展示し、リキテンスタイン版画の魅力とその意義を検証しました。