展覧会情報
京都dddギャラリー第250回企画展 LOCAL LOCAL -ないものはない- 梅原真展
2026年01月20日(火)~03月22日(日)
梅原のデザインは、主に地域の土地そのものや産業の持つ魅力や価値を高めるための手段として発揮されます。彼の中には常に「風景」という言葉があり、実際に現地に足を運び、地元の人々との対話と通じて商品や場所の本質をつかみ、それらの魅力を引き出すことで、風景や生産者の姿がおのずと思い起こされるようなデザインを生み出していくのです。地域の差異や独自性を付加価値ととらえ、ひとつのデザインへと昇華させる、彼の手腕により再生した産業の例は枚挙にいとまがありません。
近年、地方創生は大きな課題となっていますが、一様に都会を目指し均一化しては、それぞれの土地の魅力が損なわれてしまいます。どの地域にも、その土地の持つ個性があり、短所もまた個性のひとつです。地方はマイナス面を多く抱えているかもしれませんが、そのマイナス同士を掛け合わせプラスを生みだすという考え方です。それは、展覧会タイトルの「ないものはない」という言葉にも表れています。どこにでもあるものはないかもしれないが、ここにしかないものがある。それを生かしていこうという発想です。
梅原にとってのデザインとは、心理学であり、コミュニケーションのためのツールです。興味を引き、足を止めてもらい、商品を売り込むため、それ自体に伝えるメディアとしての役割を付与するのです。それゆえ、ビジュアル制作にとどまらず、商品のネーミングやコピー、場合によっては商品開発にまで深くかかわります。梅原は、自分の手に届く範囲で仕事をすると述べていますが、彼のデザインが内包するものはそれを超えて広大な広がりを見せています。
本展では梅原の代表的な仕事2点を中心に、彼がさまざまな人々と言葉を交わし、心を通わせることにより実現した仕事の数々を、梅原の言葉とともに紹介します。中心となるのは、四万十川流域の、過疎化が進み荒れ果てた栗山の再生のための商品開発に携わった「しまんと地栗」のプロジェクトと、高知県黒潮町の4キロに及ぶ砂浜をそのまま展示場とし、そこに住まう動植物など自然そのものを作品ととらえた「砂浜美術館」のプロジェクトです。奇しくも山と海のプロジェクトであり、高知の豊かな自然を表しているかのようです。梅原は、「ボクのデザインの背景には、マイナス×マイナス=プラスという考え方と法則があります」と述べています。
本展が、梅原デザインに通底する確固たる軸にふれる機会となれば幸甚です。
お知らせ
- 2026年02月20日
- 特別企画 3月7日(土) 「LOCAL LOCAL 2」梅原真×小板橋基希
- 2026年02月20日
- 特別企画 3月8日(日) 「LOCAL LOCAL 3」梅原真×吉野敏充
- 2026年02月05日
- youtube公開 1月30日(金)トークセッション「LOCAL LOCAL」原研哉×梅原真
- 2026年02月05日
- youtube公開 1月20日ギャラリーツアーLOCAL LOCAL -ないものはない- 梅原真展
- 2026年02月04日
- 会場風景 LOCAL LOCAL -ないものはない- 梅原真展
- 2026年01月16日
- 1月30日(金)トークセッション「LOCAL LOCAL」原研哉×梅原真
- 2025年12月11日
- 1月20日(火)LOCAL LOCAL -ないものはない- 梅原真展ギャラリートークのご案内
特別企画 3月7日(土) 「LOCAL LOCAL 2」
特別企画 「LOCAL LOCAL 2」
日時:3月7日(土) 16:00-17:10
出演:梅原真 × 小板橋基希
定員30名(先着順、入場無料)
会場:京都dddギャラリー
参加ご希望の方はこちらからお申込みください。
小板橋 基希
株式会社アカオニ 代表/アートディレクター/デザイナー
1975年群馬県中之条町生まれ。2004年〈アカオニデザイン〉設立。以来、グラフィックデザインからWeb、写真、動画、コピーワークなどあらゆるクリエイティブを駆使するデザインチームのリーダーとして、ブランディングや商品開発や広報さらには私生活の些細な相談事に至るまで、全国津々浦々に点在するクライアントの様々な要望に応えている。2015年にはまちづくりカンパニーである株式会社マルアールの立ち上げに参加し現在は取締役を務める。2016年社名を〈アカオニ〉に変更した。好きなものはマンガと映画。好きなスポーツはスキーとサッカー。好きな食べ物はうどんほか小麦粉料理全般。おいしいものはなんでも食べる。
特別企画 3月8日(日) 「LOCAL LOCAL 3」
特別企画 「LOCAL LOCAL 3」
日時:3月8日(日) 13:00-14:10
出演:梅原真 × 吉野敏充
定員30名(先着順、入場無料)
会場:京都dddギャラリー
参加ご希望の方はこちらよりお申込みください。
吉野 敏充
吉野敏充デザイン事務所 代表/LIVE DESIGN School リードデザイナー
1979年生まれ、山形県新庄市鳥越出身。東京デザイン専門学校卒業。 ソフト・オン・デマンド入社後SODアートワークスとして独立。 2010年に代表取締役を辞任。山形県に帰郷し、吉野敏充デザイン事務所を設立。 地元である新庄最上・山形県の地域資源を活用したプロジェクトとして、地元産農作物などの販売を行うマーケット『kitokitoMarche』、山形県新庄・最上地域広域情報誌『季刊にゃー』の制作・発行、山形県の工芸品のリデザイン・販路支援プロジェクト『山から福がおりてくる』の運営、新庄の後世に残す食のプロジェクト『新庄いいにゃ風土/SHINJO ii-nya FOOD』のプロデュースなど。 宮沢賢治の弟子松田甚次郎が開設した最上共働村塾に参加していた吉野善太郎、吉野新平を祖先に持つ。
1月20日(火)ギャラリートーク
日時:1月20日(火)16:00-17:30
出演:梅原真
定員30名(先着順、入場無料)
会場:京都dddギャラリー
ギャラリートークは梅原氏による作品解説となります。
※定員に達しましたので受付を終了しました。
ギャラリーツアーの様子をyoutubeで公開しました。
LOCAL LOCAL -ないものはない- 梅原真展
オープニングパーティ
日時:1月20日(火)18:00-19:00
1月30日(金)トークセッション「LOCAL LOCAL」原研哉×梅原真
日時:1月30日(金)17:30ー19:00
出演:原研哉×梅原真
会場:京都dddギャラリー内
定員:30名(先着順)
参加無料
※定員に達したため、受付を終了しました。
トークセッションの様子をyoutubeで公開しました。
トークセッション「LOCAL LOCAL」原研哉×梅原真 - YouTube
主催・協力・後援
・主催
公益財団法人DNP文化振興財団
・協力
株式会社四万十ドラマ
特定非営利活動法人 NPO 砂浜美術館
株式会社黒潮町缶詰製作所
特定非営利活動法人RIVER
株式会社青柳
株式会社フタガミ
馬路村農業協同組合
弘文印刷株式会社
株式会社日本デザインセンター
・後援
公益社団法人日本グラフィックデザイン協会
公益社団法人日本パッケージデザイン協会
プロフィール
梅原真(うめばら まこと)
高知市生まれ。高知県在住。「土地のチカラを引き出すデザイン」をテーマにデザインする。4kmの砂浜を巨大ミュージアムに見立てる「砂浜美術館」。荒れ果てた栗の山から「しまんと地栗」。四万十川の風景や営みを教材とする「新しい学び方・しまんと分校」。柚子しかない村の「ぽん酢しょうゆ・ゆずの村」。一本釣り漁業の再生、かつおを藁で焼く「一本釣り・藁焼きたたき」。島根県の離島、隠岐郡海士町のアイデンティティ「ないものはない」のプロデュースなど。津波34メートルの町・黒潮町公認「防災缶詰・にげる」プロジェクト。
2016年、毎日デザイン賞・特別賞。武蔵野美術大学客員教授。
会場・開館時間・アクセス
■会場
会場:京都dddギャラリー
〒600-8411京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON烏丸3F
TEL:075-585-5370 FAX:075-585-5369
■ 開館時間
火曜日-金曜日:11:00-19:00、土日祝:11:00-18:00
休館日:月曜日(祝日・振替休日の場合はその翌日)、祝日の翌日(土日にあたる場合は開館)、特別休館2月17日(火)
■アクセス
市バス「四条烏丸」徒歩すぐ、地下鉄烏丸線「四条駅」2番出口、阪急京都線「烏丸駅」23番・25番出口すぐ。駐車場無
入場料:無料





