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第7回 スタイルを越えて:タイラーグラフィックス・アーカイヴコレクション展Vol.2

1996年10月26日(土)~01月19日(日)

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1940年代後半の抽象表現主義の誕生以来、現代美術をリードすることになったアメリカ美術は、その後も多様な展開を見せ、ポップアートやミニマリズム、ネオ・エクスプレッショニズムなどをはじめとする、さまざまなスタイルを持った運動やアーティストが登場してきました。
その中でも従来の技法にとらわれない版画表現をめざし、新しい素材や技術を生みだしていったケネス・タイラーは、スタイルの違いを越えて多くのアーティストたちにもつとも愛され、支持された刷り師のひとりです。彼の版画工房タイラーグラフィックスで制作された版画作品を見ることは、そのままアメリカ現代美術の多様性を見ることと同じであると言っても過言ではありません。
本展は、CCGAの所蔵品であるタイラーグラフィックス・アーカイヴコレクションから、ケネス・ノーランド「ハンドメイド・ペーパー・プロジェクト」シリーズ、フランク・ステラ「スワン・エングレイヴィング・シリーズ」など、現代美術を代表するアーティスト12名がタイラーの工房で制作した版画作品計約40点を展示し、現代美術と版画表現の多様性を展望しました。

出品作家

アニ・アルバース
ロナルド・デイヴィス
ナンシー・グレイヴス
マイケル・ハイザー
ポール・ジェンキンス
ロイ・リキテンスタイン
ロバート・マザウェル
ケネス・ノーランド
クレス・オルデンバーグ
アラン・シールズ
フランク・ステラ
ジャック・ツォルコフ