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第45回 大きな版画、小さな版画:タイラーグラフィックス・アーカイブコレクション展Vol.18

2008年06月21日(土)~09月07日(日)

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版画は長い間、大画面とは無縁の小さなメディアでした。その理由は、版画が、本来個人が所有して手にとって眺めるものだったことにあります。さらに版材やプレス機など技術的な制約もありました。しかし1960年代以後、技術革新の結果、版画はサイズの制限を克服しました。この動向をリードしたタイラーグラフィックスは、壁画と見まがうような大作を世に送り出してきました。
もちろん、現代でも小品は作られています。大画面の可能性と同時に、鑑賞者との一対一の対話を誘う版画本来のありかたに、作家たちが魅力を感じているからに他ならりません。本展は、ホックニー、ローゼンクイストらの手による、大作版画と小品を展示し、版画表現の幅広さを紹介しました。

出品作家

ヘレン・フランケンサーラー(1928-)
デイヴィッド・ホックニー(1937-)
ロバート・マザウェル(1915-1991)
ジェームズ・ローゼンクイスト(1933-)
アラン・シールズ(1944-2005)
スティーヴン・ソーマン(1948-)
フランク・ステラ(1936-)