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展覧会情報
第62回 プリント・イン・ブルー:タイラーグラフィックス・アーカイブコレクション展 Vol. 26
2014年03月01日(土)~06月29日(日)
青は、空や海の色として私たちに最も身近な色彩のひとつです。古代には多くの地域で死や醜悪の象徴とされるなど、否定的なイメージが強い色でしたが、やがて神秘や高貴さといった概念をあらわすようにもなっていきました。現在でも、「青ざめる」といった言葉で使われるいっぽう、爽やかさなどを象徴するものとして多くの人に好まれる色彩になっています。
美術の世界では、キリスト教絵画において聖母マリアが、その象徴である青色の服を着た姿で描かれることが良く知られています。また近代以降の美術において、たとえばピカソの「青の時代」と呼ばれる時期の一連の作品や、イヴ・クラインの「インターナショナル・クライン・ブルー」など、印象深い青の使われ方が数多く見られます。
本展は、CCGA所蔵のタイラーグラフィックス・アーカイブコレクションから、主題や技法の違いによってさまざまな表情を見せる「版画の青」をご覧いただきます。ジョセフ・アルバースの幾何学的抽象では理知的な青が、ヘレン・フランケンサーラーの作品では詩情あふれる青い色面が描かれ、またデイヴィッド・ホックニーは、自身の作品にしばしば用いるプールの主題において、表情豊かな青で水面を描き出しています。こうした多様な表現を通して、本展が青という色彩の魅力に触れる機会となれば幸いです。
美術の世界では、キリスト教絵画において聖母マリアが、その象徴である青色の服を着た姿で描かれることが良く知られています。また近代以降の美術において、たとえばピカソの「青の時代」と呼ばれる時期の一連の作品や、イヴ・クラインの「インターナショナル・クライン・ブルー」など、印象深い青の使われ方が数多く見られます。
本展は、CCGA所蔵のタイラーグラフィックス・アーカイブコレクションから、主題や技法の違いによってさまざまな表情を見せる「版画の青」をご覧いただきます。ジョセフ・アルバースの幾何学的抽象では理知的な青が、ヘレン・フランケンサーラーの作品では詩情あふれる青い色面が描かれ、またデイヴィッド・ホックニーは、自身の作品にしばしば用いるプールの主題において、表情豊かな青で水面を描き出しています。こうした多様な表現を通して、本展が青という色彩の魅力に触れる機会となれば幸いです。
会場
CCGA現代グラフィックアートセンター
〒962-0711 福島県須賀川市塩田宮田1
Tel. 0248-79-4811 Fax. 0248-79-4816
開館時間
午前10:00~午後5:00(入館は午後4:45まで)
休館日
月曜日(5月5日を除く)、4月30日(水)、5月7日(水)
*会期前2月28日(金)までは冬期休館、会期後6月30日(月)―7月4日(金)は展示替え休館となります。
入館料
一般=300円/学生=200円
小学生以下と65才以上、および障がい者手帳をお持ちの方は無料
主催
公益財団法人DNP文化振興財団/CCGA現代グラフィックアートセンター