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展覧会情報

第134回 チェコのポスター展 プラハ美術工芸博物館コレクション1960-2003

2004年10月20日(水)~11月18日(木)

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日本のポスター芸術は伝統的にチェコ共和国で高い評価を受けてきました。チェコのポスター展をここ大阪で開催する機会を与えられたことは、私にとって大きな喜びです。ポスター部門はプラハ美術工芸博物館のコレクションの中でも最も価値が高く、また膨大なもので、1900年頃から収集を開始し、現在ではおよそ5万点に達しています。日本での展覧会では日本やヨーロッパの有名映画のポスターや、1960年代を中心としたチェコ「ニューウェーブ」映画のポスター、美術展や演劇など、厳選された様々なジャンルのチェコのポスター70点を展示しました。個々の作品はそれぞれの時代に支配的であったアートの傾向だけでなく、当時の旧チェコスロバキアの文化的・政治的風潮を示す興味深いものとなっています。また現代の若い世代のグラフィックデザイナーの作品も取り上げました。 ヘレナ・ケーニックスマルコーヴァ(プラハ美術工芸博物館 館長)